側にいる時より
何故だろう、
側にいる時より
彼が解放され旅して
何かを感じ考え、それをそのままに放っていること
そのものが
あぁ、そうなんだな、と
こちらに浸透してくる
もっともっと、
彼が実は何を感じ考えているのか
そのシークレットを知りたくなる
おくゆかしい感性だから、
そっと覗いていたい
遠くからでもいいから
そっと感じていたい
それを私がキャッチしていることさえ
彼が知らなくても、知らない方がかえってプレッシャーにならないのなら、
密やかに彼のシークレットを感じよう
だから、その瞬間だけは、
気を使わないで
誰にも気を使わず
何もとらわれず
あるがままを感じ放って。
それがこの上なく、愛おしいから
離れていても
自由な姿が
一番ドキッとするから